南禅寺順正

南禅寺順正

所在地:京都市左京区
作庭時期:江戸時代

 

花洛名勝図会 (元治元年1864)

花洛名勝図会 (元治元年1864)

南禅寺順正 webサイト

 順正書院は天保10年(1839)に蘭学医として著名な新宮凉庭によって開設された医学校を起源としています。南禅寺に隣接し、建築と庭園を配した清雅なその姿は、幕末に東山界隈の案内書として作られた『花洛名勝図会』によって広く世に紹介されました。

 当時は果樹が生い茂り、広々とした薬草園内には貴重な薬草が栽培されていました。現在はたたずまいも庭園も新宮凉庭が講義を行った「上段の間」も往時のままに「ゆどうふの順正」として引き継がれています。庭園内には今も薬草が生え、医学校の名残をとどめており、書院と石門は国の登録有形文化財となっています。