今秋から、弊社が育成管理をさせていただいている「對龍山荘」の庭園が、事前予約制にて一般公開されます。
無鄰菴が造営された同時期(明治29年)に、山縣有朋と親交のあった薩摩出身の実業家・伊集院兼常が、無鄰菴からわずか徒歩5分の地に造営した別荘が對龍山荘の始まりです。その後、彦根出身の呉服商・市田弥一郎が譲り受け、明治35~38年にかけて庭園は、七代目小川治兵衛(植治)が大改修を手掛け、広大な敷地には池や流れ、露地、滝石組などの他に、芝生広場が設けられました。近代を代表する庭園としての形態を持ち、また景観的にも非常に優れた庭園として、昭和63年には国の名勝に指定されています。
これまで非公開でしたが、現所有者であるニトリホールディングスの「広く多くの方々に對龍山荘を見ていただければ」という想いから、事前予約制の一般公開を実施する運びとなりました。
ガイドとともに庭園をめぐり、当代随一といわれた大工の島田藤吉が手掛けた建築を庭園から眺めながら、庭園と建物が織り成す庭屋一如の極みをご堪能頂けます。
東山を借景とした雄大な景色や、歩を進めるごとに移ろいゆく、近代日本庭園の傑作をお楽しみください。
對龍山荘庭園 一般公開の事前予約はこちらから(https://tairyusanso2024.peatix.com)