庭をつくる

「不易流行」とは、変わらない、変えるべきでない本質の上に、新しい変化を取り入れること。 私たちの庭づくりの根底にある言葉です。
日本庭園は時代に応じて、禅宗とともに枯山水庭園が、茶の流行とともに露地庭が生まれてくるなど様々に変化しました。しかそれらの庭づくりの根本には、共通する古来からの思想や美意識が絶えることなくありありと息づいています。
作庭哲学という「不易」、時代のニーズに応じた作庭という「流行」は、どちらも次の時代に日本庭園を伝えていくにあたって不可欠の要素です。
植彌加藤造園は継承してきた思想や美意識、そしてそれらを表現する確かな技法に基づき、時流に即しながらも確かな伝統の息づく庭園作りを行っています。

作庭庭園一覧

植彌加藤造園の特徴

植彌加藤造園の設計・施工プロセスの特徴とメリットについて、こちらから資料をダウンロードしていただけます。

特徴的で柔軟な設計・施工プロセス

完成を見据えたビジュアル設計

風景の気配・陰影を共有する、精緻(せいち)なイメージの作成を施工前にご提供します。日本ならではのランドスケープ設計に長けたチームが雰囲気や陰影を突き詰め、プロジェクトのコンセプトやキーワードに対して密接に表現された画像を作成。竣工に向けたコミュニケーションをクリエイティブなものにします。

建築と造園をシームレスにつなぐ、構造的検証

多様な人工地盤での設計に経験豊富で、正確な重量・断面構造の把握が可能。それにより早期に建築サイドとの専門的なすり合わせを行い、質の高い空間を実現する施工方法のご提案をいたします。いままでにないイメージを確実に実現する設計提案が可能です。

素材の特性を見極め、時間を設計する

古材の質感や傷、色の濃淡といった表情を活かし、時間が織り込まれた空間を構成します。
使われ、風雨にさらされることで、落ち着きと深みを増していくランドスケープをご提案します。日本的な落ち着きのある表現を目指します。

竣工後に、価値を増し続ける設計

京都で培った庭園管理の豊富な知見を活かし、意匠を踏まえて計画的に空間を育てていく設計提案をいたします。

実物大で確かめる設計

重要な景観要素については、必要に応じて1/1スケールのモックアップを制作します。
滝石組みや景石、樹木など、完成後にやり直しのきかない要素を実物素材で組み上げ、施工前の段階で完成の姿を確認いただきます。
一点ものの素材がもつ重さや質感、組み上げ方、見せ方までを共有したうえで施工に進むことで、完成後のイメージのずれを防ぎ、納得感のあるプロジェクトを実現します。

伝統技術のユニット工法

限られた工期では、現地で緻密な伝統技術を活かした施工を行うことは困難ですが、熟練職人が事前に造り上げたパーツを現地ではめ込むユニット工法で、大幅に施工時間を短縮します。パーツごとのつなぎ目は、現地施工し、その場でこつこつと造り上げたような表情豊かな仕上がりが可能です。

伝統技術を現代建築で成立させる、自社開発の施工技術

施工に多くの時間と手間を要する「あられこぼし」などの伝統技術は、現代建築の現場では取り入れること自体が難しい表現です。
私たちは、こうした技術を現地で一から施工するのではなく、事前に別の場所で実物素材によるモックアップを行い、精度高く組み上げたうえで現場に持ち込みます。
防水や荷重など条件の厳しい屋上空間においても、現場での作業を最小限に抑えながら、設計意図を確実にかたちにします。

設計意図を確実に実現する協力体制

水の流れ方や夜間照明の佇まいなど、数値や図面だけでは示しきれない要素があります。
私たちは、こうした感覚的な領域を共有できる協力業者と連携し、細かなニュアンスを現場で確認しながら空間をつくり上げています。
設計意図がそのまま現場に伝わる体制により、空間全体としての完成度を高めています。

お庭づくりの流れ

設計

施工

育成管理

弊社は設計から施工、育成管理まで、一貫したサービスをご提供しております。
まずはお気軽にお問合せください。
また、よくあるご質問についてはQ&Aをご用意しております。

以下に、お問合せからお庭ができるまでの一例をご紹介いたします。

  • 日本での作庭
  • 海外での作庭

1. ご相談受付

作庭のご相談をいただきましたら、まずはお施主様・事業主様との対話によりご相談内容について詳しくお伺いいたします(オンラインも可能です)。
お庭の場所や広さ、ご要望等に加え、スケジュールや予算感があればお知らせください。ご相談受付後、可能であれば一度現地を視察させていただきます。
ご相談内容が把握できましたら、調査・計画・設計の御見積を作成しご提示させていただきます。
金額の合意をいただきましたら、作庭に向けて以降の作業を進めていきます。

2. 基礎調査(日本)

現地測量や既存樹・石材の計測・調査等を行い、現況について調査いたします。
作庭と同時期に建築に関わるご予定があれば、担当されている建築設計事務所や建設会社をご紹介ください。
相互の情報共有により以降の検討をスムーズに行うことができます。

3. 計画

基礎調査を踏まえ、お庭のデザイン検討を進めていきます。
検討期間は規模等によりお伝えさせていただきます。
検討内容がまとまりましたら、計画図案やパース、イメージ写真等のコンテンツを盛り込んだ、分かりやすいご提案資料でプレゼンテーションさせていただきます。
その際に概算の工事費用もお伝えさせていただきます。

4. 設計

計画に基づき、具体的な設計を進めていきます。お庭の各要素の仕上げや寸法、使用する主要な樹木や石材、また水景や照明の設備関係などの施工に必要な情報を盛り込んだ設計図を作成します。 設計内容がまとまりましたら、工事費の御見積をご提示させていただきます。金額の合意をいただきましたら、工事契約を締結し、施工に向けた準備に入ります。

5. 施工

設計内容を基本に施工を進めていきますが、庭で使用する樹木や石材は1点もののため、各要素の空間での位置や収まりについては、最終的には現場での判断でつくり上げていきます。
お施主様と合意したデザインから大きな変更となる場合は、都度確認の上進めさせていただきます。
また、必要に応じてサンプルや実寸大モックアップを作製し、仕上がりのイメージをご確認いただいた上で作庭に取り掛かります。
建築工事がある場合は、建設会社とスケジュール等の調整を行い進めていきます。
施工が完了しましたら、お施主様・事業主様による検査を踏まえ、お引渡しとなります。

6. 育成管理

庭仕事は「作庭四分、維持管理六分」と言われており、植物は育ち、周辺環境は変化するため、工事の完了がお庭の完成ではありません。
弊社はお庭を維持するだけでなく、将来にむけて手入れを行う育成管理を心掛けております。
施工の途中段階で、お庭のお手入れに関するご提案書と御見積書をご提示させていただきます。
竣工後のお手入れにつきましても、お気軽にご相談ください。

1. ご相談受付

作庭のご相談をいただきましたら、まずはお施主様・事業主様との対話によりご相談内容について詳しくお伺いいたします(オンラインも可能です)。
お庭の場所や広さ、ご要望等に加え、スケジュールや予算感があればお知らせください。ご相談受付後、可能であれば一度現地を視察させていただきます。
ご相談内容が把握できましたら、調査・計画・設計の御見積を作成しご提示させていただきます。
金額の合意をいただきましたら、作庭に向けて以降の作業を進めていきます。

2. 基礎調査(海外)

実際にお庭予定地を訪問し、広さや気候、周辺の景色などを調査します。
並行して、どのようなお庭をつくりたいのか、施主様のご希望を丁寧にお伺いします。
予算感なども含めご相談ください。
打ち合わせについては、Zoomなどのビデオチャットツールでも対応可能です。 専門知識を持った英語通訳者が同席いたします。

3. 計画

基礎調査で得た情報と施主様のご希望のイメージから、お庭のデザインをつくっていきます。
コンセプト写真や3Dパースを使用し、仕上がりのイメージがつかみやすい資料をご提供いたします。
資料のやりとりについても、オンラインで対応可能です。

4. 設計

計画に基づき、具体的な設計を行います。
必要な資材の数から配管のルートに至るまで、実際の施工に必要な情報をすべて盛り込んだ設計図を作成します。
また、ご希望に応じて、お庭に設置する庭石や植栽をご自身で選んでいただくことも可能です。

5. 材料準備

計画に基づき、必要な資材が現地でどの程度調達できるかを調査します。
必要に応じて日本から資材を輸出することも可能です。

6. 施工

施工の期間中は京都から技術者を派遣し、現地スタッフの施工指導にあたります。
設計意図に基づいたお庭づくりを、現地の施工業者と共同で進めます。