ブリリアタワー浜離宮作庭庭園

撮影:Atsushi Nakamichi ( Nacasa & Partners )

撮影:Atsushi Nakamichi ( Nacasa & Partners )

撮影:Atsushi Nakamichi ( Nacasa & Partners )

撮影:Atsushi Nakamichi ( Nacasa & Partners )

ブリリアタワー浜離宮は、東京 JR山手線の浜松町駅から徒歩5分の都心にありながら、東京湾(かつての芝浦の海)や『浜離宮恩賜庭園』、『旧芝離宮恩賜庭園』にもほど近い、地上32階建てのタワーマンションです(事業者:東京建物 株式会社)。 東 環境・建築研究所様による共用部デザインの監修のもと、エントランス等の象徴的な石の造形の検討~施工をさせていただきました。 芝離宮、そして水源である海から、水を引き込んでいるかのように、波をあらわす黒のボーダー石が屋外から屋内へと連続し、「外構の枯れ流れ」は現代的な枯山水の意匠、エントランスラウンジの中央には「舟石と台座」が鎮座する意匠となっています。 舟石は、かつての江戸時代の漁や、離宮での舟遊びなど、地域の歴史文化を表現するものとして、また日本庭園においての、蓬莱島へと行き来する舟の、理想郷的な存在として表現をしています。 この舟石は、大きさ・形状・質感など全ての要素を満たす石を探し出すことに苦心しました。石種は京都の鞍馬石で、その中でも珍しい、舟の形をした石を用いています。また舟石の背景には、海の向こうの山や、岩礁を表す景石を据えており、石種は、歴史的にも京都のお庭でしばしば使われてきた青石を用いています。 風除室には、建物入口の象徴的な存在として「手水鉢」を設置させていただきました。こちらも石種は京都の鞍馬石を用いています。また、手水鉢の水を表現するものとして、穴を型取りして「水に見立てたガラス」を製作、設置させていただきました。 事業主:東京建物 株式会社 様 共用部デザイン監修:有限会社 東 環境・建築研究所 様 元請会社:株式会社 長谷工コーポレーション 様
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所在地:東京都港区
公開状況:屋外スペースは公開、屋内は非公開
作庭時期:2023年

東京建物/Brillia Art Works (webサイト)
Brillia Tower 浜離宮 エントランスラウンジ「隠れ庭」 (対談)