大通寺含山軒および蘭亭庭園

真宗大谷派の長浜別院大通寺は、滋賀県・湖北地方の真宗寺院の中核として「長浜御坊」「長浜の御坊さん」と呼ばれ親しまれています。

国の重要文化財の建造物「大通寺含山軒および蘭亭」に伴った庭園は「大通寺含山軒および蘭亭庭園」として昭和9年(1934年)に国の名勝に指定されております。

含山軒庭園は江戸時代初期の作庭と推定されている枯山水庭園です。枯池の中に中島が置かれ、近景として築山に枯滝石組が設けられ、遠景として伊吹山が借景に取り入れられています。

江戸時代中期に建立され円山応挙の「蘭亭曲水の図」から名付けられた蘭亭の庭園が蘭亭庭園です。枯池に石橋を架け、池の東南に立石を焦点とした枯滝石組のある庭園となっています。

また植彌加藤造園は平成18年(2006年)に大通寺「新御座」の庭園を作庭させていただいております。

所在地: 
滋賀県長浜市
公開状況:
一般公開
作庭時期:
江戸時代(含山軒および蘭亭庭園)
※新御座庭園は2006年

長浜別院(大通寺)公式サイト

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