東大路今出川交差点(南東角)雨庭

京都市による雨庭整備計画に基づき、2023年10月から2024年3月にかけて、京都市内の交差点3か所の既存緑地が雨庭に改修されました。東大路今出川交差点(南東角)雨庭は、この3か所のうちの一つです。

東大路今出川または百万遍交差点に位置するこの雨庭は、交差点南東角のコーナー部分と歩道内のサークル部分の2か所で構成されており、鞍馬石、貴船石、畚降し(ふごおろし)、真黒石、糸掛け石、畑石、紅加茂石の加茂七石を用いて京都らしさを表現しています。加茂七石は、京都市左京区・北区を中心とした鴨川・高野川流域で採取される石材で、庭園における景石として珍重されます。

施工にあたり、当初の設計では貯水機能を持つはずだった州浜部分が砕石層にあたり、透水しないことが発覚したため、当初の予定より深く掘り下げることで雨庭としての機能を確保しています。

所在地: 
京都府京都市
公開状況:
公開
作庭時期:
2024年
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