岩倉具視幽棲旧宅は江戸時代後期から明治前期にかけて活躍した公家、政治家である岩倉具視が幕末のころに約三年間過ごした建物を中心に構成される施設です。昭和7年(1932年)3月、史蹟名勝天然紀念物保存法のもと国の史跡に指定されました。指定当時の詳細解説文は「国指定文化財等データベース」をご覧ください。(⇒こちら)
庭園は岩倉具視が自ら植えたと伝わる「御手植えの松」を中心としたもので、昭和3年(1928)年に現在の姿になりますが、それ以前の様子は詳らかではありません。
昭和3年の改修工事以降も長らく誰の手による庭かは明らかではありませんでしたが、平成20年(2008)の修繕の際に主屋の屋根裏から棟札が発見され、七代目小川治兵衛(植治)の手になることが明らかになりました。
現在、植彌加藤造園が指定管理者として施設の運営も行わせていただいております。
所在地:京都市左京区
公開状況:一般公開
作庭時期:不明(1928年改修)
岩倉具視幽棲旧宅 公式サイト