星野リゾート 界 加賀の庭園は「ご当地」をコンセプトに作庭しました。「石川県のご当地モノ(物・者)」と「京都の伝統技術」を駆使した庭園です。作庭には石川県産の樹木・石材・タイル等を使用し、石川県で培われた感性・技術・知識を有した職人の方々に御協力いただき創りあげました。また、前庭・中庭・茶庭の3つの庭を「川の流れ」によって空間に繋がりをもたせています。
お客様をお出迎えする最初の空間として相応しい庭園となるように作庭しました。加賀を象徴する紅殻格子の歴史ある建築物に調和する庭園です。「あられこぼし」や「延段」など庭師の伝統技術を用いた、上質で洗練された空間です。
石川県・加賀の文化を感じる庭園です。
加賀友禅をイメージしたタイル張り、兼六園の琴柱燈籠、能登半島のアカマツ、紅殻(べんがら)を使用した赤壁など、石川県の文化が凝縮された庭園です。タイルには九谷五彩の色を用いた九谷焼タイルを使用しています。ツバキ(西王母)・ノトキリシマツツジ・イロハモミジ・ヤマザクラ・ウメ等、四季折々の彩りも楽しんでいただける華やかな空間です。
山中を思わせる落ち着いた空間です。
魯山人ゆかりの茶室や杉の大木・モミジの古木等からこの空間の歴史を感じることができます。
お客様が茶道の精神に通じる「おもてなしの心」に触れ、心穏やかな時間を過ごしていただけるような落ち着いた景色を創りあげました。
茶庭は中庭、前庭へと続く流れの上流部にあたるため、豪快な滝石組みを配し見応えのある庭園としています。
お風呂から眺める一枚の絵画のような景色を創りあげました。
年間を通じて大きく変わることのない、時が止まったような空間です。
水面に見立てた砂利の中に石のカウンターのような島や苔島を浮かべた空間構成としています。
石カウンター内の仕立物のマツや竹垣(光悦寺垣)等が限られた空間を魅力的にしています。冬はマツに雪吊りを行うことで、季節感と石川県らしさを演出します。
所在地:石川県加賀市山代温泉
作庭時期:2015年
ランドスケープ研究 VOL.81 増刊 ランドスケープ作品選集 2018 No.14 (PDF)
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