平安建都1200年の記念事業として建設された関西文化学術研究都市記念公園(けいはんな記念公園)の中に作られた回遊式庭園で、水景園と名付けられています。
伝統的な日本庭園様式だけではなく、山間にモミジを配した紅葉谷や、段差のある池の間を棚田のような小さな池でつないだ水景棚、高さ6~7mの巨石500個を150mにわたって据えつけた巨石の回廊など、里山や棚田の風景をモチーフにしながら、スケールの大きな庭園が作られています。
中でも圧巻は、池の上10mの高さを100m以上にわたって延びる観月橋で、地上からは見上げるしかない巨石の回廊を逆に見下ろしながら、周りの風景を一望できます。
他にも、小さな棚田や竹林内の東屋など、四季折々の日本の原風景のイメージを楽しめるだけでなく、公園のイメージシンボルである「月」にちなんだ観月の夕べの催しなど、伝統的な風習をも満喫できる日本庭園となっています。