星のや東京作庭庭園|育成管理庭園

撮影:半田広徳

撮影:半田広徳

撮影:半田広徳

撮影:半田広徳

撮影:半田広徳

撮影:半田広徳

撮影:半田広徳

撮影:半田広徳

撮影:半田広徳

撮影:半田広徳

東京都心 大手町のオフィス街に位置する星のや東京の屋外空間は、長谷川浩己氏代表のオンサイト計画設計事務所によって空間デザインされており、そのコンセプトである「日本旅館」の佇まいを現代的な感性と融合させた意匠を凝らしています。最も大きな特徴は100平米以上の広さに曲線状に配されたあられこぼしです。

あられこぼしとは、ある面積に石と石との関係性を美観をもって据えていく技法のことで、最高級のものでは熟練の職人が1日間で30cm角程度を施工するのが限界と言われる技法です。一般的には玄関などのお客様をお迎えする重要な場所でその美しさを見せていることが多いものです。

星のや東京では、このあられこぼしが広い面積に渡り、しかも曲線状に他の舗装と交わった、複雑な模様を形成をしています。

日本の造園の技、人の手のあとが感じられる仕事にお応えするため、京都から離れた現場でも高品質な技をご提供するべく、「ユニット工法」(特許出願中)を開発し、工期を大幅に短縮しつつも上質なパフォーマンスを実現しました。この「ユニット工法」では、まず京都にて職人が意匠を凝らしたユニットを、図面に則りながら運搬可能なサイズで作成し、それを東京の現場にて継ぎ目のないシームレスな石敷きに仕上げました。

また星のや東京では、このあられこぼしの他にも4つの敷石のパターンを、厳選をした材料・工法で配し、職人が手作業で最上の技を尽くした空間を実現しています。

SNSでシェアする
Line Pinterest

所在地:東京都大手町
公開状況:屋外スペースは公開、屋内は非公開
作庭時期:2016年
【技術報告】造園の伝統技術を活かす現代工法 一敷石の「ユニットエ法」 一 (PDF)
星のや東京 webサイト