会社を知る

植彌加藤造園の特徴

設計・施工・管理 - 庭づくりの全てのプロセスに関わります

現代では、新しくお庭を作るときに、まず必要なのが設計図や、オーナーや発注者へのプレゼン資料です。一般的には、これらの資料作成を設計事務所が担い、次に、造園会社は設計図を受け取って施工を行います。

植彌加藤造園では、設計の段階から直接オーナーや発注者とやりとりをして、自社の職人の技術が最大限発揮できるデザインや、培ってきた日本庭園についての研究情報をつぎ込んだ提案をしています。

そのため、オフィス街や商店建築など、建築基準が厳しい公共空間でも、伝統的で質の高い技術を発揮することができます。

また、日本庭園は工事が終わった時が「完成」ではなく、経年変化して10年、20年経った時の方が価値が高くなるものです。そのためには、庭を育てる技術を持った庭師が必要です。植彌加藤造園では、作ったお庭の価値をさらに高めることができます。

造園サービス業を通じて日本庭園の普及啓発をします

皆様は、「造園会社」と聞くとどんなイメージを思い浮かべますか?当社は、お庭の設計・施工だけでなく、「造園サービス業」という独自のスタイルを展開してきた会社です。

庭師はもちろん、設計を行うメンバー、庭園ができた後の利活用に注力するメンバー、あるいは庭園文化の魅力そのものを社会に発信するメンバー、日本庭園を専門にする研究チームなど、多岐にわたるお仕事が植彌加藤造園を織りなし、国内外の方々に日本庭園の価値を伝えています。

これらの活動は、様々なマスメディア、専門分野の学会でも高く評価されてきました。

地球環境の持続性に景色づくりから関わります

植彌加藤造園は、エコロジカルネットワークやグリーンインフラを意識したお庭づくりを進めてきたことも、近年の特徴と言えるかもしれません。

日本庭園は、1000年以上前から都市空間に憩いをもたらしてきました。現代では、生物多様性の保全や、豪雨災害の防止・緩和、高温化の防止など、さまざまな機能が認められています。

これらの新たな価値をもった、魅力的で人が集まる空間としての日本庭園を造りはぐくんでいます。

植彌が大切にしていること

日本庭園と日本文化の価値を伝え、継承すること

日本の伝統文化を象徴する美意識が、日本庭園の中に凝縮されています。その美や工夫は、私たちのアイデンティティそのものと言って良いでしょう。

その技術を末永く後世に受け継ぎ、発展させていくことこそが、植彌加藤造園の使命です。

膨大な日本庭園に関する知識を共有し、継承を勤務時間内に効率的に行うために、コミュニケーションはクラウド化し、自社でのアプリ開発も行っています。

仲間を大切にし、お互いに学び合うこと

現在、私たちが注目するのは、すべての造園分野に携わる「人」についてです。掛け替えのない仲間(即ち社員)が、長く安心して働き続けることができる環境を整えることが、伝統の継承あるいは創造にとって不可欠です。例えば、産休・育休の取得を推奨しており、働きやすい環境を整えています。

また、異なる業種の仲間が力をあわせて一つの庭をつくりはぐくむ会社のため、気軽にお互いの知識を共有し合える、フラットで垣根のない会社でもあります。

多様性を認めること

例えば植彌加藤造園には、多様なバックグラウンドの社員が在籍しています。全国各地の出身者、アメリカ合衆国や中国出身の社員もいます。海外のお客様もたくさんいらっしゃいます。そして、7つの部署のうち2つは女性管理職が統括しています。庭師としてキャリアを積み、国内外へ羽ばたいていった卒業生も多くいます。

人財育成の考え方

「技」だけに留まらず「心」を大切にする

「技」社員ひとりひとりの特質に沿ったキャリア形成をします。

得意なこと、を最も大切にしています。平均的な人財よりも、突出した能力を育てます。
各部署では、上長と定期的に面談をし、どのような業務に向いているのかを話し合い、最大限学ぶ機会を提供しています。

「心」周囲を想いやり、高め合い、共に育むことを大切にしています。

高い目標を掲げ、それを実現したとしても、心の通い合った深い理解が伴わなければ短命で終わってしまいます。私たちが望む未来は、そうではありません。

近くで困っているスタッフがいれば、そっと声をかける。クライアントと深い共通理解を得るために懇親の場を設けるなど、常に「私」と「あなた」双方の心に目を向ける人財を求めています。

毎年行う全社行事でも、若手メンバーが主体的に運営を担ってくれています。社員同士が、どうすればもっと心の交流を深めることができるのかなど、貴重な機会の創出に尽力してくれています。