2023年4月2日に「お東さん広場(東本願寺前市民緑地)」にて、東本願寺と環境を考える市民プロジェクト主催の「特別シンポジウム 歴史的防災遺産 本願寺水道から見る京都の近世と近代」が開催されました。
梅林秀行氏(京都高低差崖会崖長)、金度源氏(立命館大学工学部准教授)、延澤栄賢氏(真宗大谷派宗務所組織部部長)の3名のパネリストを迎え、東本願寺独自の防災システムである「本願寺水道」について、資料や古写真を交えて、それぞれのお立場から専門的なご意見をいただきました。
三条蹴上から東本願寺境内まで約4.6㎞続く本願寺水道の配管経路や、その約44mの高低差を利用した自然水圧の設備の話などをユーモアを交えてお話いただき、参加者の皆様には、現在給水停止されている本願寺水道の復活の必要性について理解を深めていただける機会となりました。
弊社自然文化サービス部 和田貴子および後藤香奈は、このイベントの運営スタッフとして参加いたしました。