2024年5月18日、東本願寺の飛地境内地「名勝 渉成園」にて、東本願寺と環境を考える市民プロジェクトが主催するイベント「渉成園 夏の自然観察会」を開催しました。弊社庭園部 太田陽介が講師を務め、弊社自然文化サービス部 和田貴子・後藤香奈が企画スタッフとして参加しました。
満員御礼となったこの自然観察会では、講師太田の引率のもと、参加者の皆さまが新緑の眩しい園内を散策しながら、この季節に見られる植物や昆虫を中心に観察を楽しまれました。
江戸時代に成立した渉成園は、東本願寺の「迎賓館」としての役割を持ち、賓客を煎茶と薄茶の両方でもてなししてきたという歴史があります。今回は、園内の茶室の一つ、代笠席(たいりつせき)の傍らに育っているチャノキの新芽を皆さまに自ら摘み取っていただきました。市民プロジェクトメンバーが、煎茶作りの実演をし、お家でできる煎茶作りの解説をいたしました。最後に通常非公開の臨池亭の中で、皆さまに美味しいお抹茶とお菓子を味わっていただき、おもてなしのひと時を過ごしていただきました。ほかにも、市民プロジェクト活動の基盤となる本願寺水道の話も聞いていただきました。
大人から子どもまでこの季節ならではの渉成園の魅力を存分に楽しんでいただいた1日となりました。
※今回は特別に、園内でのチャノキの採取許可をいただいております。
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