史跡・名勝として文化財に指定又は登録された歴史的な庭園の修復工事を行っています。 1000年にわたり受け継がれてきた庭師の技から、最先端の現代の技術を生かした施工方法まで、幅広く柔軟に提案し実現します。また、後世に残る確かな記録を行います。
智積院庭園は延宝2年(1674)に作庭されたものと思われ、作庭当時から東山第一と賞賛されていました。昭和20年(1945)には国の名勝に指定されています。
平城京左京三条二坊宮跡庭園(以後、宮跡庭園とする)は、1975年、奈良郵便局庁舎の移転に伴い行われた発掘調査により発見されました。その後一度埋め戻されましたが1985年に保存整備工事を行い、発掘した景石の強化と修復完了後、露出展示をはじめました。しかし30年以上経って再び劣化が見られるようになりました。
国宝平等院鳳凰堂は、京都府宇治にある寺院で、世界遺産にも登録されています。平安時代後期の貴族文化を知る上で非常に重要な建造物のひとつで、仏像、絵画、庭園などが当時の様子を今に伝えてくれます。
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