富山県富山市にあるリバーリトリート雅樂倶は、神通川の畔にあるスモールラグジュアリーホテルです。「美術館のようなホテル」として館内には約300種類のアートを有し、2000年の開業以来、客室、調度品、和・洋レストラン全てにおいてトップクラスの「こだわり」を持って営業しています。
このたび、京都造形芸術大学の佐々木葉二教授によるデザインで、レストラン・レヴォ前庭園が一新されることになり、弊社職人が京都から離れた現場でも高品質な技をご提供するべく、「ユニット工法」(特許出願中)により、現場での工期を大幅に短縮しつつも上質なパフォーマンスを実現しました。
ホテル、レストランともに営業されている中での工事であったので、音出しの厳しい制限や搬入などの制約の中、短期間でホテル、レストランの営業に支障の少ない施工を実現しました。
従来は木タイルが敷かれていたレストラン前の庭は、白と黒のストライプを組みあわせたモダンな石敷きのデザインに転換し、レストランから庭の方向を眺めると、神通川の水面とストライプ模様がさざなみのように調和した景観となっています。
シンプルでモダンな石敷きデザインの庭園は、富山の伝統的な組子模様と立山連峰をモチーフにしたコールテン鋼のデザインウォールと、植栽の有機的な要素とが互いに引き立て合い、アートにこだわって運営されている雅楽倶に、新しいアートの庭としての魅力が加えられました。